野菜をたくさん食べれば健康になれるというのは間違い
タイトルが言いたいことで結論となっている。
野菜といえばヘルシーで健康食というイメージが一般的で、お肉は高カロリーでコレステロールが増える、ご飯は糖質で太るというイメージが定着している。
野菜は食物繊維が多く含まれビタミンA,ビタミンCが豊富なものが多い。
これらは人が生きていくうえで必要で健康的な体を保つには必要不可欠な栄養素といえる。
また日本で一番野菜を食べている県は長野県になる。
長寿日本一の長野県は男性80.88歳、女性87.18歳だ。1日当たりの野菜の摂取量が379グラムと全国平均の301グラムを大幅に上回り、減塩運動が進んだことが寄与している
出典長野県「長寿日本一」秘密は馬刺し!?すき焼きも牛肉でなく馬肉 : J-CASTテレビウォッチ
この記事は長野県が確かに野菜の摂取量が多いことを書いているが、長寿の理由は減塩運動が進んだ点、また出典元にもあるように野菜ではなく馬刺しが長寿となった可能性を示している。
これは原因を元に結果が導かれたのではなく結果から原因を選んだかである。
宝くじで5億円当たった人を調査した結果、全員宝くじを買っていた。
つまり宝くじを買えば5億円が当たる。
結果から原因を選ぶとこんな話になってしまうのだ。
こんな記事を書くと次の意見が出てくる。
「ベジタリアンはみんなほっそりとしていて健康的だ。」
「ベジタリアンのように野菜だけ食べても人間は生きていける」
本当にそうか? 調べたのか?
タバコを1日20本吸っている100歳の老人が存在していたら(世界のどこかでは存在しているはずだ)、タバコは長寿の元といっているのと同じレベルではないのか?
「いやいや、ベジタリアンは世界中に沢山いるし、タバコの老人はレアケースだろう。そんなのと同じにするのは卑怯だ。」
と言われるかもしれない。
世界で一番ベジタリアンの比率が多いのはインドだ。
宗教的な関係もありインドでは国民の31%がベジタリアンとなっている。
野菜不足の我が国日本と比べてインドはどれくらい長生きしているのだろうか。
【インドと日本の平均寿命】
人間の寿命とは食べるもの以外にも生活環境、医療技術の発展などに大きく左右はされるが、もう一度タイトルに書かれた意味を考えて欲しい。
溢れた情報のなかで真実を見つけることはそれほど難しいことではない。